# 20240717105824 LTspiceで部品を追加したい 非標準部品編 #tech #electronics #ltspice 20240717 現在、Program Files以下ではなく、ユーザーディレクトリ以下に配置する方がよさそう。古い記事だとそちらに入れるように書かれている場合があるが、読みかえて対応する。ちなみに、そもそもver.24ではProgram Files以下でもなく、 `%APPDATA%\Local\LTspice\lib` 以下っぽい。インストールの方法によって違うのかもしれない?? 標準部品(トランジスタなど) の場合は手順が別。 ここでは、電子楽器系の人が使いそうな[LM13700](https://www.ti.com/product/ja-jp/LM13700) を追加する例。 必要なもの: - `.SUBCKT` ではじまるテキストファイルで表現されたモデル(拡張子は特に統一されていない。 .MODとか、.CIRとか、.libなど、色々ある) - .asy ファイル(LTspiceの回路図上での表示) .asyファイルが無い場合: [[202112141313 LTSPiceに部品を追加する簡単すぎる方法|LTSPiceに部品を追加する簡単すぎる方法]] で作るか、自分で.asyファイルを作る(todo: やり方のメモを作る) 今回は一式をこちらからダウンロードした。 [LTSpice 用 LM13700 ライブラリ](https://gaje.jp/2007/11/02/326/) LTspiceのユーザーディレクトリは、ver.24以降だと `%HOMEPATH%\Documents\LTspice\。 この直下にモデルもシンボルも雑多に置くことは可能そうだが、そのうち困りそう。サブフォルダは再帰的に検索してくれないので、個別に設定する必要がある。以下のように運用してみる。 - 非標準部品(というかサブサーキット)の .SUBCKTファイルは、modelsフォルダを作って追加した。 - .asy は `symbols` 以下に追加。 この情報をSettings -> Search Pathsの、 `Symbol Search Path`と、`Library Search Path`に別途追加した。 ![[Pasted image 20240822114832.png|500]] ここまでの操作をした後、LTspiceを再起動する。回路図エディタでComponentダイアログから、追加した部品が選べるようになっている。(Top Directory: の所で、設定したフォルダが選択できるようになっていて、それを選ぶ必要がある) ![[Pasted image 20240822115026.png|500]] シンボルの中にモデル名が記載されていて、こちらについては自動で探してくれるようだ。そのため、回路図上に`.lib`や`.include`を追加しなくて良さそう。複数のフォルダに同名のモデルがあった場合、どうなるのだろう?というのが若干気になる。要調査。